2018年01月28日

団員の練習会日記 Vol.249-2018年1月14日

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『いい印象の演奏とは、聴こえてくる音が感情的に聴こえてくる。感情的とは興奮だけでなく、哲学的であったり安堵感であったり様々な感情を音に乗せてみてほしい』

本番まで今日を含めてあと3回となった練習で私が心に響いた先生の言葉です。クープランの墓の練習が始まる際にお話になられたのですが、自分が楽器を吹くとき、このフレーズは硬い音ではっきりと!ここはやわらかいニュアンスで包みこむようになど、感覚で音を作ることはあったと思いますが、感覚だけに留まらないもっと強い意思を持って音を奏でることは今まで考えたことがなかったので、その言葉がとても新鮮に響きました。

練習日記でこれまでの方が書かれているように今回のタームは、ゆっくりのテンポでしっかりと自分の音と向き合う練習をしてきました。クラリネットは優れた楽器で穴を指を塞げは大体の音程でそれなりの音がでますが、そこには大きな落とし穴があり、何気なく吹いていると顔なしのような表情のない音になることがしばしば。。かなりの意思を持ってど真ん中の音程にはいらなくてはなりません。その上で感情を音に乗せるのは至難の技です。

ただ、今日のクープランの墓のメヌエットの練習ではオーボエの素晴らしいメロディを聴いていると、途中からそのメロディに加わる自分はその音から影響を受け、自然にやわらかな音が奏でられました。そこには、きっと出したい音が明確で強い意思が働いていたからかと思われます。

演奏会まで残り僅かなりました。
おされなフランスものを彩り豊かな音で、演奏から感情が伝わるよう、強い意思と集中力で臨みたいと思います。

次回の練習日記はトロンボーンの落合さんですメロディ

クラリネット 木原
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2018年01月12日

団員の練習会日記 Vol.248-2017年1月7日

1/07は年明け最初の練習でした。曲は、全曲(フランクは2,3楽章のみ)でした。
演奏会まで1ヶ月を切ったこともあり、これからの合奏練習は毎回全曲の予定です。

この日の練習では冒頭に、音程、音の長さ、リズム、ダイナミックス等楽譜に書かれていること以外の意味を自身の音に持たせるようにという指示がありました。
今回のタームの練習の中では、「エスプレッシーヴォしきった一音の集合体として1フレーズを成す」「自分の出す一音を見つめきって」ということが繰り返し言われていますが、それと繋がっていることだと思われます。

まずは、ゆっくりとしたテンポでローマの謝肉祭のAllegro vivace以降を通しました。
その後、音を出す上でのアプローチとして「音にエッジがあるかないか」という点を意識するようにという言葉がありました。
音のエッジに関しては、アーティキュレーション記号や発想記号等がヒントにはなりますが、記号とエッジの関係が常に規則的というわけではありません。また特に記号の指定のない音符もあります。
各音にどのようなエッジを付けるかはプレイヤーが意図を持って選択する必要があります。
そのことを意識しながら吹いてみましたが、うまくできたこともあれば、そうでないときも...
きちんと意識するには、演奏することに相応の余裕が必要です。また、意識できたとしてそれを思ったように音にする技能も必要です。
残りの練習回数は少なくなってきましたが、少しでも多くの意味のある音が出せるようにしてきたいと思います。

次回の日記担当はクラリネットの木原さんです。

クラリネット 田中
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2017年12月28日

団員の練習会日記 Vol.247-2017年12月23日

 12/23は今年最後の練習でした。曲はフランク、アンコール、クープランでした。

 フランクは1楽章から順番通りでした。はじめに、フランク1楽章の最初の音である、Dのロングトーンを、4分音符4つ+8分音符1つで行いました。ただ単に伸ばすのではなく、目的を持って、ということで、吉川先生はろうそくを例えに出されました。目的のろうそくの位置まで、どのくらいの強さや圧力で出すのか。どのような音も、ろうそくを消すように目的を持って演奏する。音をただ鳴らすのではなく、自分の音をよく聞き、自分の思いを音に乗せる。今回のクールで、吉川先生が繰り返しおっしゃっていることです。何度かDで繰り返し、その後は冒頭のテーマに沿って、Cis, Fのロングトーンを行いました。この練習は答え合わせがなく、私も自分なりに音程を意識したり、柔らかい音をイメージしたり、少しクレッシェンド・デクレシェンドをしてみたり、目をつぶってみたりしたのですが、これでいいのかという自信が持てないです。皆様もそうではないでしょうか? ただ、このように意識したり悩むことが最初の一歩ではないか、と自分なりに前向きに考え、練習に取り組んでいます。

 自分の音を意識するため、いつもの様にゆっくりしたテンポでの練習でした。1楽章最初のビオラ、チェロ、コントラバスに対し、実体のない音で始める、タイミングはずれても、自分が思ったタイミングで始めるよう指示がありました。これも、自分の音を意識する指導の一環でもありますし、慣れていないフランス音楽の音色の指導だと思いました。中低弦の皆様が、音に細心の注意を払いながら弾き始めており、音に対するこだわりや緊張感が伝わってきました。1楽章の練習では、場所によって非常にゆっくりになったり、in tempoになったりする指示がありました。たとえば129小節目などは極端に遅いテンポとなり、Fを過ぎたあたりからテンポがだんだん戻っていきました。テンポが揺れるところが多く、そこは自分の音だけではなく、吉川先生や周りに注意を傾けないといけません。1楽章にフェルマータがいくつかありますが、場所によって、また楽器によって伸ばし続けるパート、また切るパートがあり、吉川先生が分かりやすくザッツを出して頂けることになり、しっかり合わせる必要があります。

 フランクはシャープやフラットが多く、2楽章で音の確認をする場面もありました。また、アングレにも実体がないような音から始めるよう吉川先生が求められたことです。ダブルリードであるオーボエ、アングレ、ファゴットは、オーケストラの楽器の中でもそのような音を出すことがきわめて難しい楽器たちであり、ファゴット吹きの私は、そんな要求にびっくりしてしまいました。ただ、指示後にアングレの音が見事柔らかくなりました。ダブルリードの場合、単にリードの善し悪しで決まることも多いのですが、出るはずがないと先入観を持つ前に、音とまじめに向き合ってみれば、自分で作った勝手なハードルを超えられるのかもしれません。

 クープランの練習でも、自分の意見を放つ、自分の音をみつめるよう指示がありました。また4つの曲でそれぞれイメージを持つように言われました。1曲目;流れ、2曲目;リズム、3曲目;歌、4曲目;快活、です。それぞれの世界観をクリエイトするよう言われ、音の作り方を変える必要があります。2曲目はリズムがテーマですが、メトロノームのようなリズムではないようです。もっと軽いけど機敏な動きで、吉川先生が実際体の動きで表現してくださり、とても分かりやすかったのですが、言葉にすると表現が難しいです。2曲目や4曲目で、木管内で別の楽器にメロディーが変わった際に、色を変えるように言われました。我々の演奏では、ラベルによって色が変わってるだけだ、とのことでした。色を変える、ということは非常に抽象的ですが、自分でイメージを持つことにより変わるものだと思い、やはり吉川先生が繰り返しているおっしゃていることの延長だと思いました。3曲目では弦とファゴットが、オーボエのメロディーを聴いていないため急ぐと注意されました。自分の音ばかり聞いていた、と言い訳してしまいそうですが、自分も聞きつつ周りも聞くことが必要です。アマチュアは自分の音を聞かない傾向にあるため、今回のクールでは繰り返し吉川先生が指導してくださっているんだと思います。

 演奏会までもう6週間しかありません。忘年会で、「今年も終わったな」とのんきに考えていたため、反省しています。演奏会までに間に合うように、しっかり取り組みたいと思います。

 次回の日記担当はクラリネットの田中さんです。

ファゴット 足立洋希
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2017年12月20日

団員の練習会日記 Vol.245-2017年12月3日

今日の練習は、クープランの墓、ローマンカーニバル、サムソンとデリラの3曲でした。
今回のタームでは、リアルタイムに出している自分自身の音に興味を持ち、向き合う事で何かを感じ取る事ができるよう、通常のテンポの前にまず非常にゆっくりのテンポで1曲ずつ練習するという進め方です。

自分が自分の音に興味を持ち希望する事を強く持ち、自画自賛でいいというか、自画自賛をして欲しい。
そのために十分な時間を取るので自分が出している音ひとつひとつにしっかり向き合って下さい、というご指導があり、普段つい他の事に気がいってしまったり心配になり自信なさげな演奏になってしまう自分に足りていない事だなと痛感しています。
本番まであと2ヶ月、油断しているとあっという間に過ぎてしまいそうですが、しっかり自分の音に向き合えるよう意識して練習していきたいと思います。

次回の日記担当はオーボエの吉岡さんです。

オーボエ 刈込
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2017年12月17日

団員の練習会日記 Vol.246-2017年12月10日

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12/10の練習は、午後と夜間の練習で、それぞれ別の会場、別の先生にご指導いただきました。

午後の練習は、N響チェロ奏者の桑田歩先生にご指導いただきました。

最初に、今回のプログラムはフランスの作曲家による作品ということで、フランス物を演奏する際に「フランス語をイメージする」というお話がありました。フランス語の「発音しないスペルと独特の空気感」は音楽を演奏する際のイメージとして必要ということでした。音楽は母国語に影響を受けているというのは、過去にも聞いたことがありましたが、ラヴェルを始め、いわゆるフランス物を演奏するに当たってはそういったイメージも大切ということを再認識しました。

一方、本日の午後の練習で中心的に取り上げたのはフランクの交響曲です。先生のお話ですとフランクはフランス音楽というよりは、ドイツ音楽に近いものがあるというお話でした。

練習は1楽章から楽章順にスタートしました。
1楽章冒頭では、弦楽器の音の始まりに関して、指揮者の打点に合わせるのではなく、全員の気持ちを合わせて入ることが大切というアドバイスがあり、そのように合わせることで、自然にまとまった音の立ち上がりに変わってきました。また、1楽章に限らず楽章全体を通して、この交響曲は繰り返し部分が多いため、ダイナミクスの変化やフレーズの方向性が曖昧だと少し退屈に聞こえてしまうこともあるので、もっと表情や強弱に明確に差をつけて演奏するようにアドバイスがありました。

今日の合奏では強弱だけでなく、テンポが速くしたり遅くしたりして、ダイナミクスをきちんと表現する練習を行いました。そのように演奏することで音色も変わってきたと思います。これからはフレーズの頂点や流れを意識して演奏するように心がけたいです。最後の盛り上がる部分では「弦楽器はここで立ち上がって弾くくらいに気合を入れ直して!」
ということで、今日は実際に立ち上がる箇所を決めて(!)練習しました。

続く2楽章では幹となっている重要な声部や、終始に至る進行等について説明がありました。2楽章で現れる半音階下降進行の付点のリズムは、フランクのピアノ五重奏曲の冒頭に現れるフランクの好んだフレーズだそうです。こういった部分をなんとなく演奏するのときちんと理解した上で演奏するのでは、差が出てきますね。非常に勉強になりました。

最後の3楽章では、弦楽器の刻みが「自動車のモーター」の役割を果たすということで、それを意識するだけで全員の聞こえ方が今までと変わったのではないかと感じました。全体を通して、オーケストラで演奏する際には、他の人の音をよく聴くことや、管楽器のブレスと一緒に弦楽器はブレスをするといった基本事項についても認識が深まりました。

ちなみになんと本日12月10日はフランクと桑田先生のお誕生日なのだそうです!なんという偶然。
最後に3楽章のラストの部分を復習して、夜間練習場所へと移動となりました。

夜間練習は、吉川武典先生にご指導いただきました。

最初は、サンサーンスのバッカナール。最初に「自分の音をきちんと認識して表現しきってから次の音に移る」ということを意識しながら遅めのテンポで合わせました。また曲の終盤のフォルテの部分では、音が大きくなるだけにならず大きい音になればなるほど、豊かに広がりや奥行きをもって響く音で!というアドバイスがありました。

続くローマの謝肉祭は、後半はテンポの速い部分が多い曲ですが、この部分において一つ一つの音をしっかり見つめるということを中心に練習を行いました。テンポが速いとついつい、周りに合わせることを優先して、自分の音への意識が遠のきがちです。テンポが速くても、音をしっかり認識して表現しながら演奏することが必要ですね。

そして本日最後の練習は、ラヴェルのクープランの墓。練習開始当初はかなり手こずっていて、まだまだ難しい部分も多い曲ですが、練習を重ねることで、少しはラヴェル風の音色に近づいてきたのでは、と思います。

年内には後1回練習がありますが、年が明ければすぐに本番がやってきます。今回は練習期間が短いので、各人があらためて譜面をしっかり見つめなし、準備をする必要があるなぁと感じました。

練習後には、団の2017年忘年会が近くの中華料理屋で行われました。約30名の団員が参加し、和やかで楽しい会となりました。そういえば、1年前はは新世界とシベリウスに取り組んでいたんですね。個人的には大分昔のことのように思え、時の経つのは早いなぁ…としみじみ感じました。

次回担当は、練習日記に初担当のファゴットの足立さんです。

オーボエ 吉岡
posted by brokat at 12:10| Comment(0) | 練習日記