2019年08月10日

団員の練習会日記 Vol.279-2019年7月14日

今日の合奏はいつもと違い、NHK交響楽団のヴァイオリン奏者 木全先生にご指導いただきました。
曲目はベートーヴェンの序曲とブラームス ヴァイオリン協奏曲です。

一曲通して演奏して、まず一言。
「ベートーヴェンは、スビトピアノをもう少し意識して。急にフォルテは割合簡単だけど、急にピアノは意識しないと難しい」とのこと。

ピアノができたと思ったら今度は、「抜いた後に、音が死んでしまわないように」とのお言葉。
あとから録音を聴くと、確かにそのように聞こえます。指摘された後の演奏と比べると一目瞭然。音量は減ってもテンションは減らないように気を付けなければいけません。


続いて、ブラームス ヴァイオリン協奏曲の練習に移ります。

6月23日の日記でも触れられていましたが、ブラームスのヴァイオリン協奏曲はメロディがソリストとオーケストラ、オーケストラ内でもパート間で頻繁に入れ替わります。
「自分が主役なのはどこか?次はどこから誰が主役がになるか?」を意識して演奏することが大事だという事を改めて確認しました。

自分の出番が終わる時というものは、えてして「終わったぁ〜!」という感じで力が入ったり抜けすぎたりしてしまうものですが、
実は曲としては次のパートにつながっているわけで、こちらの終わり方と次のパートの入り方がきれいにつながっていないと不自然になります。
一枚の布なのに、途中に変な縫い目が入っているようなものですね。


普段と違う指導者で普段と違うスタイルでの練習は、普段とは違う視点からの指摘や発見があり、とても新鮮です。
「吉川先生と同じ事を言っているんだな」という事でも、違う表現で言われたものとセットで考えることで、より曲への理解が深まるように思います。

なお合奏とは直接関係ありませんが、実はこの翌日が今回のソリスト、白井先生の指導によるパート練習でした。
そういうタイミングでヴァイオリン奏者による指導を受けられたのは、ヴァイオリンパートにとってはちょうど良いタイミングでした。


次回の日記担当はVa.の鈴木さんです、宜しくお願いします。

Vn.田中丸
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2019年07月15日

団員の練習会日記 Vol.278-2019年7月7日

今回演奏会のメインは「白鳥の湖」全曲版からの抜粋。とはいえそれでもかなりの曲数があります。繰り返し箇所などを所々カットして演奏予定なのですが、Tutti
の練習ではやってもやっても終わらない!というわけで、「白鳥の湖」3回目の本日の練習は終曲あたりからスタート。

最初は第4幕の第28番、終曲前の「情景」から。この曲は「終曲」含めて組曲版でもあるので有名なやつですね。始めは弦楽器の不穏な雰囲気の16
部音符の早いパッセージの掛け合いから始まるのですが、これがとっても音程が取りにくい。弾くとなんか知っている曲となんか違う感じになってしまう?のは練習不足なのでさておきまして、調性が変ホ短調でフラットが
6つも付いてます。

バイオリンはシャープ含め4つまでの調はハ長調よりも意外と弾きやすかったりするのですが、5
つ以上になると逆に途端に弾きにくくなってきます。開放弦が使えなくなったり、運指やポジション基準位置が標準形からずれてくるからですかね。

マエストロからの指示は「もっと泣かせるように」、「満身創痍の雰囲気をだして!」というものでした。終盤の悲劇のクライマックスですからね。

調性にはそれぞれ曲想の特徴があるとされているので、冒頭の調性「変ホ短調」のそれを調べてみました。・・・「最も陰暗、陰気な調の一つ、神秘的な恐怖に満ちた調」

まさにぴったり!



まだまだ技術的な課題が多く曲想を十分に表現できる段階に至っていませんが、チャイコフスキーが選択した様々な調性の意味そして曲想を、技術的な問題を早く吹き飛ばして!表現できるよう、精進いたします。本番には何かを伝えられる「白鳥の湖」を聴衆の皆様にお届けできることをめざして。



次の日記担当者は1stバイオリンの田中丸さんです。(都合により順番入替えさせていただきました)

2ndバイオリン:上野
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2019年06月26日

団員の練習会日記 Vol.277-2019年6月23日

10月の記念演奏会に向け5月に始まった合奏は今日で4回目。

まずはブラームスのバイオリン協奏曲から。ソリストの登場はまだまだ先でこの時期はオケだけでの練習です。

この協奏曲の中でオーケストラは常に伴奏に徹しているわけではなく、時にはソロバイオリンよりも目立つメロディを奏でることもあります。一番有名なメロディは2楽章の冒頭のオーボエのソロ。この美しいオーボエのメロディを支えるその他の楽器たちに対して、指揮の吉川先生は「『隠れッシモ』で粋な伴奏を!」と指示を出されていました。このオーボエのメロディだけでなく、ソロバイオリンも「粋な伴奏」で支えることができたらどんなに素敵でしょう。なにより粋な伴奏なんて職人っぽくてカッコイイじゃないですか。

ところで、指揮の吉川先生は、ご存知の通り、本来はN響にご在籍の超一流のトロンボーン奏者です。

「私はやったことないんだけど、この曲が1番好きって人が多いらしいんだよねぇ」とおっしゃる吉川先生。この曲の編成にはトロンボーンがありませんので、先生にとっては馴染みの薄い曲なのかもしれません。しかしながら、「ジワジワきてます」と。ジワジワくる・・・それがブラームスの魅力なのでしょう。

実は私はブラームスがキライです。キライというか苦手というか・・・。でも、この曲で、「粋な伴奏」ができるようになれば、もしかしたらブラームス嫌いが少しは治るかもしれません。


練習後半は、ベートーベンの序曲「プロメテウスの創造物」。

一通り通した後、この曲を辛抱強くゆっくりめの「p(ピアノ)」で周りの音を聴きながら確認していきます。演奏会本番に向け最終的な形を作り上げていく過程の中でこの地道な作業は基礎中の基礎であり、この練習に時間をかけていただけるのはたいへんありがたいことだと思いつつも、それができていればもっとその先の違う練習もできるはず・・・と歯がゆい気持ちにもなります。その先の練習ができるように、個人・パートでの練習の質をあげ基礎を固めてから今後の合奏に臨んでいきたいと思いました。

弾くことは楽しいです。一人で弾くよりもオケの中でいろいろな楽器の音を聴きながら合わせていくことはもっと楽しいです。そうしてみんなで作り上げた音楽をお客様に届けることができたらとても嬉しいことです。10月の記念演奏会を最高の形で迎えられるように取り組んでいきたいと思います。

次の日記担当者はバイオリンの田中丸さんです。


バイオリン 加藤
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2019年06月21日

団員の練習会日記 Vol.276-2019年6月9日

今日は白鳥の湖2回目、各曲のカット部分や繰り返しの有無などを確認しながらの練習でした。曲によってはpでゆっくりのテンポでの練習があり、管楽器に隠れて、または勢いでごまかしているところが丸裸になるので自分の弾けていない部分がよく分かり、重点的に個人練習すべき箇所がはっきりします。

ブロカートの練習は、吉川先生はじめいつも客席から拝見しているN響の先生方が熱心にご指導くださり、毎回刺激的でとてもワクワクする練習です。今回個人的に響いた吉川先生のお言葉は「旋律にもっとうたえと煽るような伴奏を」「泣きの三連譜」「飛べないfにならない」でした。

白鳥の湖のバレエ公演は何度か観ていますが、演奏は初めてなので個人的にはまず譜読みの段階で苦戦中ですが、たくさんの美しいメロディに囲まれて演奏するのがとても楽しみです。バレエの美しい場面が浮かぶような演奏をできるよう、本番までに色々吸収していきたいと思います。

次の日記担当者はVnの加藤さんです。

Vn多勢
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2019年06月01日

団員の練習会日記 Vol.275-2019年5月26日

ベートーヴェンの序曲そしてブラームスのVn協奏曲の初合わせでした。両曲とも、通し練習を軸に、細部の確認をしながら進められました。
ブラームスは、初合わせとは思えないほどの響きがあり、第2楽章では、特に管楽器群の和音響きや曲想の雰囲気が、既にもう醸し出されていました。とはいえ、やはり第3楽章は難しいですね。楽譜からは、旋律やリズムが停滞することなく流れ、かつ、品の良い舞踊のような軽やかさやも求められているようにも感じますが、この実現は、なかなか大変そう。とりあえず、リズム音痴な自分には、いやはや難儀な楽章です。

ところで、Vn協奏曲(1878年作曲)は、その前年に作曲された交響曲第2番と雰囲気や印象が何となく似ているように思われ、例えば第1楽章の出だしの旋律や第78小節目のリズムは、よく似ていると感じます。

Vn協奏曲作曲の翌年に初演された際のオーケストラは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とのことですが、このオケの現在の第1首席ティンパニ奏者の一人としてご活躍されているトムさん(Tom Greenleaves)が、練習をご覧にいらっしゃっていました。非常に感慨深いことでした。

もうひとつの曲、ベートーヴェンの序曲は「プロメテウスの創造物」の序曲で、オケの基本性能がバレてしまいそうな曲に思います。ブラームスとは違ったものが必要なようです。それでも初合わせとは思えない出来ばえだったと思います。作品番号が43番で、どことなく第1交響曲の面影や、第3交響曲「英雄」の響きもあると感じました。

では、秋の本番に向けて進んでいきたいと思います。

次回の練習日記の担当者は、Vnの多勢さんです。
2nd Vn 木村 (善)
posted by brokat at 21:04| Comment(0) | 練習日記