2017年08月10日

団員の練習会日記 Vol.242-2017年7月2日

いつものように、会場の予約を担当した人と、打楽器運搬を手伝った人とを拍手でねぎらったあと、今日はまずアンコールを練習します。今季のマエストロは、「まずインテンポで演奏してみる」という練習方法を採用しています。これまで聴いてきた演奏がそれぞれの身体に染みついているので、それを払拭するのはけっこう難しいです。でもインテンポで弾けなければ、テンポを動かして弾けるわけもないというのもまた確かなことでしょう。いっぺん通してからも、あらためて「完全にインテンポで」という指示が出されます。「どんどん遅くなっています」とも。そのあと、今度はテンポやリズムを変化させて演奏します。「もっと音色を作ってください」。

そのあとは、チャイコフスキーの交響曲第4番の第1楽章。これも完全にインテンポで弾くことを求められます。「そんなにエスプレッシーヴォを考えないで、インテンポでお願いします」。「ティンパニ、インテンポでお願いします」。みなさんはどうかわかりませんが、ぼくはこの第1楽章がたいへん苦手です。10年以上前に別のオーケストラで採り上げたときにも、えらく苦労した憶えがあります。そもそも9/8拍子というのが、身体に入りにくいです。しかも1拍目の弓がしばしばアップになるため、その直前の小節の8拍目が小節の頭であるかのように錯覚してしまうのです。

置き去りにされているのはどうやらぼくだけで、みなさんは苦もなく演奏を続けているようです。なんとか後にくっついていかなければ、と思いながら弾きます。それにしても、この楽章は、チャイコフスキーらしい、やるせない感傷をたたえていて、ほんとに美しいです。ほかのパートに聴き惚れてしまいます。

この楽章の中ほど、音楽が高揚する練習番号Qのあたりが、また難所です。16分音符の連続に加えて不規則にスラーが入っているので、ぴったりと揃えて弾くことがなかなかできません。テンポがゆっくりになってファゴットの旋律が現れると、ほっとしてしまいます。

徹底してインテンポを貫いたあと、今度はふつうに変化をつけて演奏します。「そこは深いため息のように」「ff、f、mf、pと音量が変わるときには、音色も変えてください」。モデラートでヴァイオリンとチェロに第1主題が登場すると、「付点8分音符の中、4分音符の中は、どれも抜かないで、向かって行ってください」「8分音符二つもため息です」「ニュアンスがありません。深い悲しみを秘めた慟哭なんです。意味を探してください」「これは総力戦なんです。すべてを出さなくてはいけません」「みなさん、音楽が元気すぎます。もっと憂いを」「悲しみがどんどん積み重なって行って、信じられないほどの悲しみになるんです」「ここは人格が崩壊する場面です」。ひとつひとつの指摘が心に沁みます。

チャイコフスキーの後は、グリーグの「ペール・ギュント」。それから、ニールセンのフルート協奏曲の第2楽章を練習しました。団員の一人がソリストの代りに吹いてくれます。合宿でも代奏してくれたそうですが、ぼくにとっては今回が初めて。新鮮でした。

中ほどには、フルートのソロとヴィオラのソロが絡み合う場面もあります。そして後半の「行進曲の速さで」のあと、とっても速くて音程の難しいパッセージがあります。臨時記号が多くて、音を取るだけでもたいへんなのですが、ちょっと変わった味わいのある旋律の美しさを、やっと感じることができるようになりました。

次回の練習日記は、トランペットの里美悠さんにお願いしました。


ヴィオラ れも

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2017年07月09日

団員の練習会日記 Vol.241-2017年6月17〜18日

今回の練習日記は2017合宿です。
入団2年目の私は、初めてのお泊り合宿になります。ちょっと、緊張しています。

合宿初日は午後の合奏から始まります。先ずはニールセンからで、今日は練習以来初の代奏ソロと合わせて練習をしました。団員2人でそれぞれ1楽章づつ、とても素晴らしい演奏でした。ソロとの合わせで、この曲の情景が感じられた練習だったと思います。次は、チャイ4です。前回のクールから、取り組んでいるインテンポ練習。私個人的にこの練習好きです。チャイ4のCDは、4枚持っていますが聴くのはいつも同じです。この練習は、凝り固まったイメージを一旦リセット出来るような気がします。素直に譜面と向き合って、そこからこの曲の情景が感じられ伝えてられたらと思います。最後は、ペールギュントです。音の繋がり、音程の繋がりをとても丁寧に練習しました。イングリットの嘆きでは、各パートが次々に奏でる「レ」の音が手強く、私のビオラパートもあるのですが、オクターブを同時に弾く指示で、人差し指と小指の音と周りの音を合わせるのが大変です。音の出だしは、頭の中でいろいろ確認作業をして、かなり緊張します。

夜は、各セクションで練習です。弦パートは、松田先生にご指導頂きました。音のニュアンスを実際に弾いて頂いたり、色々と例えで伝えて頂いたり、身振り手振りを交えながらとても楽しく、曲に対する理解が深まった練習でした。

初日の締めくくりは宴会です。過去の演奏会を大スクリーンで上映してソロ演奏が終わると拍手したりと仲間の演奏を讃え合ったりと、とても楽しいく美味しいお酒が飲めました。ただ、終了が夜中2時です。8時30分からの練習が心配です。

2日目、午前中も引き続き各セクション練習です。みんな元気に練習に参加してました。私の合宿のイメージでは、数人は練習に起きてこない人がいるのが当たり前と思っていました。やはりそこは、成熟した団です。私も無事朝食から参加しました。

さて、午後は練習の総括で、各セクションで細く練習した所を全体で確認。恐らく疲労がピークの中、セクションで練習した事を思い出しながらの合奏だったと思います。

十数年ぶりの合宿で短時間にこれほど楽器や音楽に接したのは久しぶりでした。疲労も隠せませんが、音楽の楽しさ、素晴らしさを改めて実感した合宿でした。

次回の日記担当は、Vaパートの鈴木さんです。

Vaパート 下田
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2017年07月07日

団員の練習会日記 Vol.240-2017年5月21日

今日の練習は
ニールセン/フルート協奏曲
チャイコフスキー/交響曲第4番 でした。

ニールセンのフルート協奏曲は、学生時代にピアノ伴奏版のフルートソロを聴くことが多かったのですが、今回練習でオーケストラ版を間近で聴くと、とても彩り豊かで重厚な響きも随所にあって、改めていい曲だなぁと感じます。(オケの編成にはフルートがないのです。)どのパートも技巧的でアンサンブルも難しそうですが、ソリストの甲斐先生の演奏が加わったらどんなに素敵だろうと夢が膨らみます。

チャイコフスキーの交響曲4番は今日は4,3,2楽章と練習しました。何度か練習の回数を重ねて、少しずつまわりの動きも感じられるようになってきましたが、4,3楽章は特に、必死になってしまう部分がある事や全体の流れの中での表現が出来ていない事が個人的な課題です。
2楽章では吉川先生から「音楽を動かせすぎない方がより悲しみが伝わる」というお話がありました。ある意味淡々と、一定の大きな流れを保つというのは、エネルギーや注意力が必要だなと感じます。もっと練習して、演奏会に向けて仕上げていきたいと思います!

次回の日記はオーボエの刈込さんです!

フルート 桑田

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2017年05月12日

団員の練習会日記 Vol.239-2017年4月23日

今日は次回演奏会に向けた第3回の練習で、内容はペールギュントとニールセンのフルート協奏曲です。

ペールギュント、私がこの曲を初めて聴いたのは小学校の音楽の授業でした。物語形式になった楽曲ということで、それぞれの話にあった音楽になっているという説明を先生から受け、場面を想像しながら聴いた記憶があります(当時はもちろんレコードでした!)。今回取り上げる曲含め、組曲に含まれる曲はどれも有名で、グリーグらしい、美しい旋律がちりばめられています。個人的に難を言えば、フルートの旋律がとても有名な「朝」を、甲斐先生のニールセンコンチェルトの前に、恐らく大勢来るだろう甲斐先生ファンのフルート吹きの皆さんの前で吹かなければならない!!ということで、恥をかかないよう、頑張りたいと思います。

さて、今日の練習です。本番に向けまだ前期の練習ということで、音程のつながりなど基礎的なレッスンが中心となりました。特に、同じ音がセクション間で引き継がれるときの音程感。同じ音の引継ぎは、引き受ける側のセクションだけでなく、引き渡す側のセクションが正確な音を出して渡すことも重要です。これが結構できないもので、私自身、旋律を受けたあと上ずってしまい後の人に迷惑をかけたことが何度もあります。もう一つ、今日の練習の中では、「音程を楽しんで!」という吉川先生の言葉にはっとさせられました。絶対的な音程だけでなく、旋律が持っている音程感を大切にしろという意味だと思うのですが(私は絶対的な音程もずれていましたが・・・)、その言葉を受け、オーケストラの音楽に生気が出た気がしました。まだ練習は始まったばかり、また、今回は6月に合宿もあります。9月の本番に向け、来場の皆さまに楽しんでもらえるようしっかりと練習したいと思います。

次回の日記は、チャイ4のピッコロ超絶パッセージに挑む高山さんにお願いします。

フルート 園田

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2017年05月07日

団員の練習会日記 Vol.238-2017年4月2日

こんにちは、テューバの木庭です。今回初めて練習日誌を書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

第39回定期演奏会に向けて2回目の合奏練習となりました。今回の練習は、メインであるチャイコフスキーの交響曲第4番です。

全楽章の練習を通じて、Wテンポ感の共有WとWイメージ・勢いで演奏しない、とにかく正確に!Wということがテーマにあったように感じます。
特に1楽章は複雑なリズムの絡み合いが多く、楽章の中で1番難しい曲のため、時間をかけて丁寧に練習を行いました。
先生が1・2・3/1・2・3と声に出してくださると意識して合わせることができますが、これを自分の頭の中で鳴らし続けることが難しいのです..。
ただ、この共有することができていると、自然と縦も合い、テンポが変動してもスムーズに進めることができるのだろうな。と改めて感じました。
馴染み深い曲だからこそ、“こう演奏したい”という気持ちが先走ってしまいますが、まずは楽譜を読み込み、基本的な土台をしっかりとつくらなければいけませんね。

また、先生がおっしゃっていた「4楽章は大きい音だけれど、軽やかさがないとチャイコフスキーにならない」という言葉が強く印象に残っています。4楽章ではテューバが主題を提示します。勢いだけにならず、チャイコフスキーの音楽がしっかりと表現できるように頑張りたいです!

次回の日記担当はフルートパートの園田さんです。

Tub.木庭(こば)

posted by brokat at 17:26| Comment(0) | 練習日記