2015年12月31日

団員の練習会日記 Vol.228-2015年12月13日

まだ序盤だと思っていた今クールの練習も5回目。とうとう半分まで来てしまいました!
本日のメニューはエロイカの1、2楽章、ドン・ファン、レオノーレ。
吉川先生からは引き続き、音程と音量(ダイナミクス)を意識するようお話がありました。
曲の持つニュアンス、その曲らしさを表現すること。
「その曲らしさ」とは、楽譜に描かれている音楽の本来の顔であり、それをまず音程とダイナミクスで掴んでいきましょうということでした。
多くの楽器が集まるオーケストラですから、音が束になった時の音程の合わさり方、全体での音量のダイナミクスはもとより、それぞれの楽器の音量バランスによって聴こえてくる音楽の印象は大きく変わります。
改めて楽譜に忠実に、作曲家の頭の中で鳴っていたであろう音楽を再現することへの意欲が湧きました。

私にとってブロカートが初めてのオケなので、毎回が初めての曲に挑戦!であります。
(チェロパートはそういうメンバーが多いです^^)
ベートーヴェンが好きなのですが意外と取り上げる機会が少なく、待望のエロイカ見参!です。
聴き手だった時は、とにかく壮大でカッコイイ曲だなあと思っていたのですが
弾いてみると上品さも感じて、ますますトリコになりました。
いつの間にやら遠い昔になりましたが、大学の時にオラトリオを歌う部活に入っていました。
ハイドンの天地創造や、メンデルスゾーンの聖パウロ、ブラームスのドイツレクイエム・・・。
エロイカは宗教曲のようなゾクゾクするフーガが随所に出てきて、オラトリオ出身者としては興奮せずにいられません。
吉川先生はエロイカ1楽章の速度表記である「Allegro con brio(輝きをもって速く)」を非常に大切にしています。
アレグロコンブリオの大きな推進力のある三拍子をキープし続けて、生の喜びを溢れ続けさせよう!と。
エロイカはベートーヴェンの交響曲1番、2番のあといきなりのグランドシンフォニーだが、長い曲という印象ではなく、ひとつの大きなエネルギーのような音楽にしたいと仰っていました。
コンブリオといえば、ドン・ファンも期せずしてAllegro molto con brioです。
といえば、今回の3曲はいずれも最初の音が大音量でびっくりぽんの始まりです。
輝きに満ちた演奏会になるハズです。

桑田先生による低弦分奏の際、今回のプログラムについて頂いたお話を最後にご紹介します。
・エロイカについて
ベートーヴェンは亡くなる前、自分の最高傑作は交響曲第3番だと言っていた。
確かに世界観やスケールがとても大きく、他のベートーヴェンのどの交響曲より挑戦的な曲。
それは音の強弱についてもそうであり、一拍でpからffへ持っていったりする。
楽譜に忠実に、音型が上がっていてもクレッシェンドは書かれてない場合があるので、pの箇所は緊張感を持って抑え、来るべきフォルテを迎えること。
・ドン・ファンについて
リヒャルト・シュトラウスが超一流なのは、指使いがちゃんとあること。
シベリウスの初期やブルックナーは弦楽器奏者にとってお手上げのところもあるが
リヒャルト・シュトラウスは譜面がぐちゃぐちゃーと難しそうでも、ちゃんとさらえば指使いがみえてくる。
難しいが手が付けられない訳ではない。
練習すれば必ず報われる、裏切らない作品。

諦めるのはまだ早い(私)、裏切られないことを白日の下に晒してしまったいま、頑張るしかなくなりました。
来年のバレンタインデーに向けて頑張ります!

次回の練習日記は、チェロと同じ音域を美しい音でリードしてくださるファゴットの吉田さんです。


チェロ 猪俣

posted by brokat at 08:38| Comment(0) | 練習日記

2015年12月03日

団員の練習会日記 Vol.227-2015年11月29日

 今日は前半はドン・ファンの練習。冒頭、吉川先生から、音をだすこと(演奏)、楽譜を見ること、音を聴くことの3つの要素についてお話がありました。すべてに意識を集中できれば良いのですが、人間の脳はそこまで万能ではなく、何かに目を奪われると、音程への意識が薄れてしまうようです。何かを選ばないといけないとき、どれに注意を向けるべきでしょうか?答えは、「演奏!」と言いたいところですが、実は「音を聴くこと」、自分の音程の芯を聴き続けることが一番大事だとのお話でした。ごくたまに、譜面台に楽譜とタブレットを置いて、映画とかを観ながら練習したりしてしまうのですが、もってのほかだったと反省です。

 最初にオケ全体で音階練習をしたのですが、弦楽器だと特に大勢で弾くのでややもすると自分の音が(音程を外した時は別として)全く聞こえないという状況になりがちですが、目を閉じて音を聴くことにだけに神経を集中させると、不思議と自分の音の芯が聞こえてくるような気分になりました。

 次に、パート毎に曲の冒頭をゆっくり合わせ、音の芯を聴く練習をしました。自分のパートだけでなく、他の弦パート、管楽器の音を順番に聞くことにより、全体の構造を把握することが出来ただけでなく、改めてこの曲の壮大さ、素晴らしさを実感しました。その後、ゆっくりテンポで音を聴きながら合わせる練習をし、最後に通常のテンポで演奏しました。ドン・ファンの譜読みは相当難しく、心が折れそうになりますが、一歩でも完成に近づけるよう頑張りたいと思います。

 後半はレオノーレ3番。こちらも、ゆっくりテンポで音程に意識を集中した練習でした。特にアレグロの最初、ピアニッシモの所は気を使います。今回のベートーベンは2曲とも大好きな曲(特にエロイカは中学生の時はじめて自分の小遣いで買った最初のCDの曲)なので、悔いの残らないよう練習を頑張りたいと思います。

 次回はチェロの猪俣さんです。よろしくお願いします。

Vn 野崎(あ)

posted by brokat at 11:41| Comment(0) | 練習日記