2016年06月02日

団員の練習会日記 Vol.233-2016年5月22日

 はじめまして、4月に入団しました新人の様な下田です。
なぜ新人の様なと申しますと、定期演奏会に参加していたのです。私の出番は本番前、休憩中、演奏後、ステージに現れます。演奏中は舞台袖で演奏を楽しんでいます。実はステージマネージャーとして約10年ブロカートフィルの演奏会に関わってきました。今回は、ビオラを持って皆さんへ素敵な音楽を届けられる様、オケのメンバーと練習に励んでいます。私の自己紹介はこれ位にしまして、練習風景に入りましょう。

 1曲目はサマセット狂詩曲です。
 冒頭から即興演奏指示のオーボエダモーレのソロと2ndバイオリンの伴奏で始まります。この即興が曲者です。普段はメトロノームと睨めっこしながら練習することが多いので、即興演奏をしているつもりでも、なかなか吉川先生には届かないようで、「自分を裏切って」そこにさまになる「improvisstion」がある。そして「唯一必要なのは勇気」だと一言。
 さて、2ndバイオリンはピアノシモの伸ばしです。手元でなる音ではなく、10km先で響いている気持ちをもって、そしてオーボエソロの感情の触れ幅に寄り添う、そんな約束を吉川先生と交わした2ndバイオリンでした。
 ソロが終わると惑星を思わせるホルストの世界が奏でられます。ここは入念に和音を確認。ポイントは5度の和音です。清楚で森の中の静けさに純粋な美しさが求められます。
 今日の練習は、曲の情景、フレーズの捉え方、和音の構成等々細部にわたり練習が進みました。
中間部に管セクションの迫力のある曲想が進み、後半部に再度静かな曲想の中でトロンボーンのSoliが始まります。音の出し方やフレーズについて繰り返し練習です。音の出だしに「あまりプレッシャーを感じないで」次の音へ移るときに「クレッシェンドをしない」「音と音の間に音が入らない様に」等々、舌の使い方まで吉川先生からお話がありました。
ただ今日はラッキーです。なんと!吉川先生がお手本を吹いて下さったのです。納得の一言です。そのまま、ほかの曲も吹いてくれないかなと思っていましたが、トロンボーンをタクトに持ち替え練習が続きました。

 2曲目の練習曲は、ハイドン「太鼓連打」です。
 曲の練習に入る前に、吉川先生よりネーメ・ヤルヴィ指揮のカリンニコフと田園の演奏会でのエピソードお話くださいました。田園はこれまでに数十回と演奏をしてきて、ある程度形が決まっていると感じていたが、楽章が進むごとに新しい発見があり、世界(音楽)の広さを改めて感じられたそうです。

 今日は逆順で4楽章からです。
 ホルンのファンファーレから始まります。ここでも、音の出し方やニュアンスを何度も細かく練習しまた。とにかく、何度も何度も繰り返しフレーズのニュアンスを感じ取れる様に練習でしました。個人練習で一度覚えてしまったニュアンスを変えるのは難しく気が緩むとすぐに、元の通りに弾いてしまいます。
 また、この楽章はテンポが速く休符の後にメロディーが始まります。これも厄介です。裏拍からの入りは難しく、やはり遅れてしまいがちの様です。吉川先生からは体も心も大きく取りすぎる、力めば力むほど返って遅れしまうので、モーションを小さくし、体のどこかが「ポンと小さく弾めば」十分とのことです。それでも休符の捕らえ方は難しいです。頭と縦に振りながら「うん」と言っている自分がいます。
 
 次は3楽章です。メニュエットの3拍子です。3拍目と1拍目のリズムの捕らえ方が難しいく、装飾音だけでも気が焦ってしまうところに逆付点の音符で、余計走ってしまいます。テンポを確認しながらの練習です。
 
 2楽章は2拍子の曲となります。常に前へ進む様な感じがします。テンポは速くないですが付点のフレーズになるとやっぱり走ってしまいます。それと、今日は練習を通して「ロングフレーズ」「自己完結にならない様に」と指摘されました。演奏会の課題である「常に方向性のある音楽」の鍵になりそうです。
 
 1楽章は、2度程度通して今日の練習は終了です。
 
 ここ数年は、個人練習だけで好き勝手に弾いていましたので、テンポやフレーズの捕らえ方を合わせるのがとても大変で四苦八苦しています。ただやはり、みんなの息が合ったときはいいものですね。これがオケの醍醐味ですね。

 次回の練習会日記は、録音を担当している先輩の田中丸さんにお願いしました。

ビオラ 下田

posted by brokat at 13:53| Comment(0) | 練習日記