2016年12月25日

団員の練習会日記 Vol.232-2016年12月4日

今日の練習はドヴォルザークの序曲「自然の中で」交響曲第9番の「新世界より」です。

先ずは、「自然の中で」この曲は序曲「謝肉祭」序曲「オセロ」と共に3部作序曲なのだそうです。「謝肉祭」が一番よく演奏されるようですが「自然の中で」もそのタイトル通りヨーロッパの森と泉を思わせるような素敵な曲です。前回までは、タイミングを共有するという意味で指揮者がメロディラインを歌い、自分のパートを指だけ(トロンボーンはスライドだけ)動かすという作業をしてきましたが、今回からはドヴォルザークらしく曲を作っていく作業に入りました。この曲は4分の6拍子で2音のスラーが多く出てきますが、2つ目の音が2分音符の時は1つ目よりも存在感が出過ぎないように。4分音符の時はブチっと切れないように…言われてみればとても当たり前のことなのですが、意外とちゃんとは出来ていなかったりします。次回は、より洗練された仕上がりになっている…はず…だと思います。

そして、「新世界より」第3楽章。トロンボーンとテューバはtacetです。休憩延長…今回は3楽章気合いが入っているらしく、想定より長い練習でした。
そして1楽章。前回まではメロディと伴奏の違いを意識する練習と、付点と逆付点が並ぶお馴染みのメロディはアクセントで音が抜けてしまわないよう注意を払ってきました。伴奏に回る場合も無味にならずカッコ良さはしっかり残しつつメロディを引き立たせる…なかなか難しいところですが、段々ドヴォルザークらしくなって来たようです。
最後に2楽章。テューバのK庭ちゃんは「自分の出番は今日来るのか!?」とハラハラしながら待っていたことでしょう。「新世界より」のテューバは、なんと…この2楽章の冒頭と終盤のコラール9小節(ほぼ8小節)だけなのです。2楽章といえば誰もが歌ったことがあるであろう有名なメロディが出てきますが、トロンボーンがこのメロディの一節を吹くのは4楽章です。トロンボーン・テューバセクションにとって2楽章といえば、やっぱり思い入れがあるのは前出のコラール! トロンボーン吹きとしてはコラールとくれば気合いが入ります。きっとマエストロ直々のパートレッスンで次回の合奏ではレベルアップしたコラールが聴ける…はず…です!

トロンボーン :落合

次回の担当者は頼れるリーダー
トロンボーンの小成隊長です。

posted by brokat at 17:32| Comment(0) | 練習日記

2016年12月15日

団員の練習会日記 Vol.231-2016年11月20日

本日の練習は
 ・シベリウス / エン・サガ
 ・ドボルザーク / 交響曲第9番(4、2楽章)
でした。

エン・サガは、恥ずかしながらこれまでに聴いたことがなく、「なんとなく物語的な曲」くらいにしか思えませんでした。これを実際にやってみると、神秘的な雰囲気、力強さ、の幅広さに驚かされます。そして吉川先生に強く要求されることも「多彩な音色」であります。思慮深い演奏を目指す者にとってはとても良い教科書です。ダイナミックス一つとってみても、事前に相当な計算が無いとつじつまが合いません。求められる「フォルテ」のデカさ、力強さの意味合いが、他の曲とはちょっと違う気がするのです。ひとつ前の音、さらにもうひとつ前の音に対してどのように変化させる必要があるか。ちょっと聞くと感覚的な曲に思えますが、パズルのように構築していける音楽に感じています。

ドボルザークでの吉川先生からの命題は、「旋律と伴奏を明確に」すること。これをクリアすることで、説得力のある演奏になるはずだ、とのこと。実際の練習では「旋律のみ」、「伴奏のみ」で演奏してみます。やってみると、こんなに旋律の途切れない曲だったのね、と改めて思いました。ただ旋律を繋げるだけではなく、「伴奏は伴奏らしく、決して旋律を超えない」を念頭に訓練されると、いままで「伴奏なのに盛り上がってしまうのね」パターンが多いことに気づきます。また、旋律用、伴奏用それぞれに相応しい演奏にどれだけ神経と労力を必要とするか! こういった曲で聴いてもらう方々に喜んでもらえる、納得してもらえる演奏ができることが、いいオーケストラなんだろうなと考えます。確かに、実演に接する機会もレコードによる名演も多いこの曲ですが、「これ一番」という演奏はなかなかピンときません。我々がそれ以上の演奏をしたっていいわけですね。

次回はトロンボーンの落合さんにお願いします。

トランペット 仙波

posted by brokat at 13:20| Comment(0) | 練習日記