2017年08月24日

甲斐先生インタビュー

8月20日の練習は、フルート協奏曲のソリスト甲斐雅之先生が初登場。甲斐先生の素晴らしい演奏に聴き惚れてしまいました。ニールセンのフルート協奏曲、最初に聴いたときは「なんだかちょっと不思議な曲?」と思いましたが、練習すればするほど好きになっていきます。ソリスト合わせで、またぐっと好きになりました。あと1ヶ月弱、改めて細かい点を確認しながら練習を進め、良い共演ができるようにしたいと思います。

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翌21日は都内某所にてインタビュー。たくさんの興味深いお話を伺うことができました。インタビュアーであり、我が団の編集係でもある鈴木さんが記事にまとめ、演奏会のプログラムに掲載する予定です。演奏と同じく、こちらもお楽しみに!

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posted by brokat at 16:43| Comment(0) | 演奏会情報

2017年08月10日

団員の練習会日記 Vol.242-2017年7月2日

いつものように、会場の予約を担当した人と、打楽器運搬を手伝った人とを拍手でねぎらったあと、今日はまずアンコールを練習します。今季のマエストロは、「まずインテンポで演奏してみる」という練習方法を採用しています。これまで聴いてきた演奏がそれぞれの身体に染みついているので、それを払拭するのはけっこう難しいです。でもインテンポで弾けなければ、テンポを動かして弾けるわけもないというのもまた確かなことでしょう。いっぺん通してからも、あらためて「完全にインテンポで」という指示が出されます。「どんどん遅くなっています」とも。そのあと、今度はテンポやリズムを変化させて演奏します。「もっと音色を作ってください」。

そのあとは、チャイコフスキーの交響曲第4番の第1楽章。これも完全にインテンポで弾くことを求められます。「そんなにエスプレッシーヴォを考えないで、インテンポでお願いします」。「ティンパニ、インテンポでお願いします」。みなさんはどうかわかりませんが、ぼくはこの第1楽章がたいへん苦手です。10年以上前に別のオーケストラで採り上げたときにも、えらく苦労した憶えがあります。そもそも9/8拍子というのが、身体に入りにくいです。しかも1拍目の弓がしばしばアップになるため、その直前の小節の8拍目が小節の頭であるかのように錯覚してしまうのです。

置き去りにされているのはどうやらぼくだけで、みなさんは苦もなく演奏を続けているようです。なんとか後にくっついていかなければ、と思いながら弾きます。それにしても、この楽章は、チャイコフスキーらしい、やるせない感傷をたたえていて、ほんとに美しいです。ほかのパートに聴き惚れてしまいます。

この楽章の中ほど、音楽が高揚する練習番号Qのあたりが、また難所です。16分音符の連続に加えて不規則にスラーが入っているので、ぴったりと揃えて弾くことがなかなかできません。テンポがゆっくりになってファゴットの旋律が現れると、ほっとしてしまいます。

徹底してインテンポを貫いたあと、今度はふつうに変化をつけて演奏します。「そこは深いため息のように」「ff、f、mf、pと音量が変わるときには、音色も変えてください」。モデラートでヴァイオリンとチェロに第1主題が登場すると、「付点8分音符の中、4分音符の中は、どれも抜かないで、向かって行ってください」「8分音符二つもため息です」「ニュアンスがありません。深い悲しみを秘めた慟哭なんです。意味を探してください」「これは総力戦なんです。すべてを出さなくてはいけません」「みなさん、音楽が元気すぎます。もっと憂いを」「悲しみがどんどん積み重なって行って、信じられないほどの悲しみになるんです」「ここは人格が崩壊する場面です」。ひとつひとつの指摘が心に沁みます。

チャイコフスキーの後は、グリーグの「ペール・ギュント」。それから、ニールセンのフルート協奏曲の第2楽章を練習しました。団員の一人がソリストの代りに吹いてくれます。合宿でも代奏してくれたそうですが、ぼくにとっては今回が初めて。新鮮でした。

中ほどには、フルートのソロとヴィオラのソロが絡み合う場面もあります。そして後半の「行進曲の速さで」のあと、とっても速くて音程の難しいパッセージがあります。臨時記号が多くて、音を取るだけでもたいへんなのですが、ちょっと変わった味わいのある旋律の美しさを、やっと感じることができるようになりました。

次回の練習日記は、トランペットの里美悠さんにお願いしました。


ヴィオラ れも

posted by brokat at 09:19| Comment(0) | 練習日記