2019年06月26日

団員の練習会日記 Vol.277-2019年6月23日

10月の記念演奏会に向け5月に始まった合奏は今日で4回目。

まずはブラームスのバイオリン協奏曲から。ソリストの登場はまだまだ先でこの時期はオケだけでの練習です。

この協奏曲の中でオーケストラは常に伴奏に徹しているわけではなく、時にはソロバイオリンよりも目立つメロディを奏でることもあります。一番有名なメロディは2楽章の冒頭のオーボエのソロ。この美しいオーボエのメロディを支えるその他の楽器たちに対して、指揮の吉川先生は「『隠れッシモ』で粋な伴奏を!」と指示を出されていました。このオーボエのメロディだけでなく、ソロバイオリンも「粋な伴奏」で支えることができたらどんなに素敵でしょう。なにより粋な伴奏なんて職人っぽくてカッコイイじゃないですか。

ところで、指揮の吉川先生は、ご存知の通り、本来はN響にご在籍の超一流のトロンボーン奏者です。

「私はやったことないんだけど、この曲が1番好きって人が多いらしいんだよねぇ」とおっしゃる吉川先生。この曲の編成にはトロンボーンがありませんので、先生にとっては馴染みの薄い曲なのかもしれません。しかしながら、「ジワジワきてます」と。ジワジワくる・・・それがブラームスの魅力なのでしょう。

実は私はブラームスがキライです。キライというか苦手というか・・・。でも、この曲で、「粋な伴奏」ができるようになれば、もしかしたらブラームス嫌いが少しは治るかもしれません。


練習後半は、ベートーベンの序曲「プロメテウスの創造物」。

一通り通した後、この曲を辛抱強くゆっくりめの「p(ピアノ)」で周りの音を聴きながら確認していきます。演奏会本番に向け最終的な形を作り上げていく過程の中でこの地道な作業は基礎中の基礎であり、この練習に時間をかけていただけるのはたいへんありがたいことだと思いつつも、それができていればもっとその先の違う練習もできるはず・・・と歯がゆい気持ちにもなります。その先の練習ができるように、個人・パートでの練習の質をあげ基礎を固めてから今後の合奏に臨んでいきたいと思いました。

弾くことは楽しいです。一人で弾くよりもオケの中でいろいろな楽器の音を聴きながら合わせていくことはもっと楽しいです。そうしてみんなで作り上げた音楽をお客様に届けることができたらとても嬉しいことです。10月の記念演奏会を最高の形で迎えられるように取り組んでいきたいと思います。

次の日記担当者はバイオリンの田中丸さんです。


バイオリン 加藤
posted by brokat at 21:37| Comment(0) | 練習日記