2017年12月28日

団員の練習会日記 Vol.247-2017年12月23日

 12/23は今年最後の練習でした。曲はフランク、アンコール、クープランでした。

 フランクは1楽章から順番通りでした。はじめに、フランク1楽章の最初の音である、Dのロングトーンを、4分音符4つ+8分音符1つで行いました。ただ単に伸ばすのではなく、目的を持って、ということで、吉川先生はろうそくを例えに出されました。目的のろうそくの位置まで、どのくらいの強さや圧力で出すのか。どのような音も、ろうそくを消すように目的を持って演奏する。音をただ鳴らすのではなく、自分の音をよく聞き、自分の思いを音に乗せる。今回のクールで、吉川先生が繰り返しおっしゃっていることです。何度かDで繰り返し、その後は冒頭のテーマに沿って、Cis, Fのロングトーンを行いました。この練習は答え合わせがなく、私も自分なりに音程を意識したり、柔らかい音をイメージしたり、少しクレッシェンド・デクレシェンドをしてみたり、目をつぶってみたりしたのですが、これでいいのかという自信が持てないです。皆様もそうではないでしょうか? ただ、このように意識したり悩むことが最初の一歩ではないか、と自分なりに前向きに考え、練習に取り組んでいます。

 自分の音を意識するため、いつもの様にゆっくりしたテンポでの練習でした。1楽章最初のビオラ、チェロ、コントラバスに対し、実体のない音で始める、タイミングはずれても、自分が思ったタイミングで始めるよう指示がありました。これも、自分の音を意識する指導の一環でもありますし、慣れていないフランス音楽の音色の指導だと思いました。中低弦の皆様が、音に細心の注意を払いながら弾き始めており、音に対するこだわりや緊張感が伝わってきました。1楽章の練習では、場所によって非常にゆっくりになったり、in tempoになったりする指示がありました。たとえば129小節目などは極端に遅いテンポとなり、Fを過ぎたあたりからテンポがだんだん戻っていきました。テンポが揺れるところが多く、そこは自分の音だけではなく、吉川先生や周りに注意を傾けないといけません。1楽章にフェルマータがいくつかありますが、場所によって、また楽器によって伸ばし続けるパート、また切るパートがあり、吉川先生が分かりやすくザッツを出して頂けることになり、しっかり合わせる必要があります。

 フランクはシャープやフラットが多く、2楽章で音の確認をする場面もありました。また、アングレにも実体がないような音から始めるよう吉川先生が求められたことです。ダブルリードであるオーボエ、アングレ、ファゴットは、オーケストラの楽器の中でもそのような音を出すことがきわめて難しい楽器たちであり、ファゴット吹きの私は、そんな要求にびっくりしてしまいました。ただ、指示後にアングレの音が見事柔らかくなりました。ダブルリードの場合、単にリードの善し悪しで決まることも多いのですが、出るはずがないと先入観を持つ前に、音とまじめに向き合ってみれば、自分で作った勝手なハードルを超えられるのかもしれません。

 クープランの練習でも、自分の意見を放つ、自分の音をみつめるよう指示がありました。また4つの曲でそれぞれイメージを持つように言われました。1曲目;流れ、2曲目;リズム、3曲目;歌、4曲目;快活、です。それぞれの世界観をクリエイトするよう言われ、音の作り方を変える必要があります。2曲目はリズムがテーマですが、メトロノームのようなリズムではないようです。もっと軽いけど機敏な動きで、吉川先生が実際体の動きで表現してくださり、とても分かりやすかったのですが、言葉にすると表現が難しいです。2曲目や4曲目で、木管内で別の楽器にメロディーが変わった際に、色を変えるように言われました。我々の演奏では、ラベルによって色が変わってるだけだ、とのことでした。色を変える、ということは非常に抽象的ですが、自分でイメージを持つことにより変わるものだと思い、やはり吉川先生が繰り返しているおっしゃていることの延長だと思いました。3曲目では弦とファゴットが、オーボエのメロディーを聴いていないため急ぐと注意されました。自分の音ばかり聞いていた、と言い訳してしまいそうですが、自分も聞きつつ周りも聞くことが必要です。アマチュアは自分の音を聞かない傾向にあるため、今回のクールでは繰り返し吉川先生が指導してくださっているんだと思います。

 演奏会までもう6週間しかありません。忘年会で、「今年も終わったな」とのんきに考えていたため、反省しています。演奏会までに間に合うように、しっかり取り組みたいと思います。

 次回の日記担当はクラリネットの田中さんです。

ファゴット 足立洋希
posted by brokat at 13:12| Comment(0) | 練習日記
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