2017年12月17日

団員の練習会日記 Vol.246-2017年12月10日

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12/10の練習は、午後と夜間の練習で、それぞれ別の会場、別の先生にご指導いただきました。

午後の練習は、N響チェロ奏者の桑田歩先生にご指導いただきました。

最初に、今回のプログラムはフランスの作曲家による作品ということで、フランス物を演奏する際に「フランス語をイメージする」というお話がありました。フランス語の「発音しないスペルと独特の空気感」は音楽を演奏する際のイメージとして必要ということでした。音楽は母国語に影響を受けているというのは、過去にも聞いたことがありましたが、ラヴェルを始め、いわゆるフランス物を演奏するに当たってはそういったイメージも大切ということを再認識しました。

一方、本日の午後の練習で中心的に取り上げたのはフランクの交響曲です。先生のお話ですとフランクはフランス音楽というよりは、ドイツ音楽に近いものがあるというお話でした。

練習は1楽章から楽章順にスタートしました。
1楽章冒頭では、弦楽器の音の始まりに関して、指揮者の打点に合わせるのではなく、全員の気持ちを合わせて入ることが大切というアドバイスがあり、そのように合わせることで、自然にまとまった音の立ち上がりに変わってきました。また、1楽章に限らず楽章全体を通して、この交響曲は繰り返し部分が多いため、ダイナミクスの変化やフレーズの方向性が曖昧だと少し退屈に聞こえてしまうこともあるので、もっと表情や強弱に明確に差をつけて演奏するようにアドバイスがありました。

今日の合奏では強弱だけでなく、テンポが速くしたり遅くしたりして、ダイナミクスをきちんと表現する練習を行いました。そのように演奏することで音色も変わってきたと思います。これからはフレーズの頂点や流れを意識して演奏するように心がけたいです。最後の盛り上がる部分では「弦楽器はここで立ち上がって弾くくらいに気合を入れ直して!」
ということで、今日は実際に立ち上がる箇所を決めて(!)練習しました。

続く2楽章では幹となっている重要な声部や、終始に至る進行等について説明がありました。2楽章で現れる半音階下降進行の付点のリズムは、フランクのピアノ五重奏曲の冒頭に現れるフランクの好んだフレーズだそうです。こういった部分をなんとなく演奏するのときちんと理解した上で演奏するのでは、差が出てきますね。非常に勉強になりました。

最後の3楽章では、弦楽器の刻みが「自動車のモーター」の役割を果たすということで、それを意識するだけで全員の聞こえ方が今までと変わったのではないかと感じました。全体を通して、オーケストラで演奏する際には、他の人の音をよく聴くことや、管楽器のブレスと一緒に弦楽器はブレスをするといった基本事項についても認識が深まりました。

ちなみになんと本日12月10日はフランクと桑田先生のお誕生日なのだそうです!なんという偶然。
最後に3楽章のラストの部分を復習して、夜間練習場所へと移動となりました。

夜間練習は、吉川武典先生にご指導いただきました。

最初は、サンサーンスのバッカナール。最初に「自分の音をきちんと認識して表現しきってから次の音に移る」ということを意識しながら遅めのテンポで合わせました。また曲の終盤のフォルテの部分では、音が大きくなるだけにならず大きい音になればなるほど、豊かに広がりや奥行きをもって響く音で!というアドバイスがありました。

続くローマの謝肉祭は、後半はテンポの速い部分が多い曲ですが、この部分において一つ一つの音をしっかり見つめるということを中心に練習を行いました。テンポが速いとついつい、周りに合わせることを優先して、自分の音への意識が遠のきがちです。テンポが速くても、音をしっかり認識して表現しながら演奏することが必要ですね。

そして本日最後の練習は、ラヴェルのクープランの墓。練習開始当初はかなり手こずっていて、まだまだ難しい部分も多い曲ですが、練習を重ねることで、少しはラヴェル風の音色に近づいてきたのでは、と思います。

年内には後1回練習がありますが、年が明ければすぐに本番がやってきます。今回は練習期間が短いので、各人があらためて譜面をしっかり見つめなし、準備をする必要があるなぁと感じました。

練習後には、団の2017年忘年会が近くの中華料理屋で行われました。約30名の団員が参加し、和やかで楽しい会となりました。そういえば、1年前はは新世界とシベリウスに取り組んでいたんですね。個人的には大分昔のことのように思え、時の経つのは早いなぁ…としみじみ感じました。

次回担当は、練習日記に初担当のファゴットの足立さんです。

オーボエ 吉岡
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2017年12月10日

団員の練習会日記 Vol.244-2017年11月26日

11/26 の練習は、「サムソンとデリラ」のバッカナール、ローマの謝肉祭、フランクの交響曲でした。

バッカナールは、通常の倍以上もゆっくりしたテンポで、1音1音確認しながらの練習がメインでした。

通常のテンポでは、勢いに任せて演奏してしまいますが、ゆっくりしたテンポで演奏すると、リズムの甘い点や音程の悪い点がクリアになり、反省しきりです。

ひと通りゆっくりしたテンポでチェックした後、通常のテンポで演奏すると、曲の細かいニュアンスが、以前より表現できるようになったかなと思えました。

ローマの謝肉祭もゆっくりしたテンポでの音のチェックが中心です。

演奏会まであと2か月ですが、じっくり音程やリズムを合わせられるのは今しかないので、今が我慢のしどころですね。

フランクの交響曲は響きがとても魅力的な曲ですが、力任せに演奏してもお客さんには伝わらない。「自分の音をただ聴くだけでなく、自分の出す音に向き合って、音に意思を吹きこめ!」

との事で、また新しい宿題に、これから取り組んでいきます。

次回の日記担当者は、オーボエの刈込さんです。

コントラバス:門嶋
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2017年11月14日

団員の練習会日記 Vol.243-2017年11月5日

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11月5日の合奏は、吉川先生にかわり、橋本晋也先生にご指導いただきいました。
練習したのはラヴェル作曲「クープランの墓」とフランク作曲「交響曲2番ニ短調」です。
曲の流れを把握するため、まず、「クープランの墓」全曲を通して演奏し、その後各組曲を取り上げました。

「プレリュード」は、16分音符が管楽器、弦楽器で流れるように奏でられるフレーズが印象的ですが、
それぞれの小節、楽器だけで、音楽的な抑揚がつきすぎてるいるのご指摘が。
もっとメカニカルに演奏して、大きなフレーズとして繋いでいくことにより、流れるような演奏が可能になると。
それぞれのパーツを組み合わせて完成品を作り上げていく、音楽以外にも通じる気がします。
あと、特有の7度や9度の和音について、頭の中でイメージして音を作り上げていくこと。
確かに、楽譜上それほど難しくないところでも、ほかの楽器とのハーモニーがしっくりこず、音が揺れてしまいます。
楽器を弾くと同時にたくさん聴いて音のイメージを作っていかなければ。
「フォルラーヌ」はこれまた、これまで演奏した曲と比べて、馴染みのないリズムとメロディをなかなか捉えきれません。
弦楽器にとっては、細かくハーモニクスが現れるので、技術的なところに追われて音楽的な演奏に至らないのですが、私自身どういう風に音を作っていくのか手さぐり状況です。
パート練習でも重点的に見てもらう必要がありそうです。

フランクの交響曲もまず全体を通し、3楽章を取り上げて練習しました。
出だしの8文音符の連続ですが、2拍子をそのまま「いち、に」と感じて演奏するのでなく1小節1拍で捉えて演奏するようにとアドバイスを頂きました。
実際、その後に演奏した時は、最初と比べスピード感が増し、生き生きとした印象に。
「いち、に」のカウントで弾くと、音楽が進まず、何より、その後メロディを奏でるパートはとても音楽に乗りにくいことに気づきました。
先生より、演奏そのものについていろいろご指導を頂きましたが、それ以外にも「フランクはもともとオルガン奏者だったから、オルガンの音をイメージして」さらに、「音楽的な盛り上がりも大事だけど、もっと宗教的な法悦というのを感じてほしい」と話されていたのが印象に残りました。

最後に「よく指揮を見て反応してるとは思うが、少し指揮の先を読んで演奏すると音楽も停滞せずにうまく流れていく」とのこと、
今後の練習にしっかり生かしていきたいと思います。

次回も、同じくVaの森屋さんにバトンタッチします。

Va坂本
posted by brokat at 09:25| Comment(0) | 練習日記

2017年11月12日

白井篤 ヴァイオリン・リサイタル

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ブロカートフィルのトレーナーとしていつもご指導いただいている白井篤先生のヴァイオリン・リサイタルのお知らせです。

今年は、11月16日(木)、白井先生のお誕生日の開催となりました。

「白井篤 ヴァイオリン・リサイタル」
2017年11月16日(木) 19:00開演(18:30開場)
銀座 王子ホール

ヴァイオリン 白井 篤
ピアノ 大須賀 恵里

レーガー:無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲とフーガ 第2番 ト短調 Op.117-2
ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第10番 ト長調 Op.96
ミルシュタイン:パガニーニアーナ
プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ヘ短調 Op.80

チケット:全席自由
一般 4,000円
学生 2,000円
■王子ホールチケットセンター Tel.03-3567-9990(平日 10:00〜18:00)
■王子ホールのホームページ http://www.ojihall.jp/
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2017年10月24日

団員の練習会日記 Vol.243-2017年10月15日

9月の演奏会から1ヶ月、ブロカートのメンバーが次の演奏会に向けて集まった。来年、2018年2月4日かつしかシンフォニーヒルズに於いて、ベルリオーズ:ローマの謝肉祭、ラヴェル:クープランの墓、サン・サーンス「サムソンとデリラ」よりバッカナール、そして、フランク 交響曲 二短調の4曲を演奏する事になっている。フランスシリーズである。

一口にフランスものと言っても、出身も育った環境も違う作曲家達、それぞれ個性がはっきりしていて面白い。
まずはフランス南部生まれのベルリオーズ、ローマの謝肉祭から。祭的な元気なスタートを切ったが、まだ譜面への集中係数が高く、ぎこちない部分が出てくる。自分も楽譜を見る事に追われて反省。今日の初練習では、全体の曲の雰囲気の把握が、主な目的。先生からは、まだ指が回らない部分はあっても、曲を理解した演奏をするように、自分のパートの役目の把握がまず先、とのアドバイスがあり、納得。

続いてもう1つ祭りの曲、サン=サーンスのオペラ、「サムソンとデリラ」のバッカナール。本来、お酒の神様バッカスを祀る祝祭の事であり、このオペラでは第3幕の宴会場面で演奏される曲である。
この曲は初めから雰囲気のあるオーボエソロで始まった。一気に中東の空気が流れ込み、なかなか良い雰囲気。他の管楽器も良い感じに入ってくる。そこに弦も負けずに仲間入り。これからが楽しみ。

フランクのシンフォニー。メインの曲。演奏会後1ヶ月のブランクを取り戻してきたのか、曲が進むほどなんとなく皆がまとまってきている気がした。
フランクはサン=サーンスと同じくオルガニストだが、ベルギー出身だそう。とても綺麗フランスの曲らしい様々な色が出てくるよう。初めての練習なのに、フランクらしさ、少し出せてるかも。

最後はラヴェル。ラヴェルの曲は難しいものが多いけれど何か気になる、と思ったら、フランス南部、自分の好きなスペインにもまたがる、バスク地方生まれだそう。この街の人は、何故か日本語に近いと言われるバスク語を話し、お洒落でグルメな事で有名、独特な文化を持っている。そしてその、ラヴェル作曲クープランの墓。綺麗な曲なだけに、素敵な演奏するのは難しそう。
管楽器、とても綺麗に出てきた。良い雰囲気。弦楽器、まだ流れに追いつかず、モタモタする部分はあったけれど、まだ練習は始まったばかり。これからの練習が楽しみな初回練習になりました。

Vn. SanakoOgawa

次の日記担当者はビオラの坂本さんです。
posted by brokat at 10:41| Comment(0) | 練習日記